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メイドと栞と退屈な書斎6

だいぶ間が空きました。

謎の男にそそのかされ、異世界を渡り歩く力を得た主人公の憑依物語です。
濃霧に包まれた森と、戦時中の中世っぽい世界は今回で終わりです(エロイシーンはありません)

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ゆきずりの少女 後編

礼賛する本の影響を受けて書いた短編です。 後編


「ゆきずりの少女 後編」


 女体で味わうセックスへの興味に抗えず、俺は少女のカラダを乗っ取ったまま男とホテルに入った。
「いやぁ、まさか君みたいな若い子があんな場所であんなことしているなんてねぇ」
 並んでベッドに座ると、男はいやらしい笑みを浮かべながら俺に擦り寄ってくる。

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ゆきずりの少女 前編

「ゆきずりの少女 前編」


 この社会は狂っている。
 女を礼賛し女を崇拝し女を保護するのは当然だと言う風潮に、俺はほとほと呆れていた。
 電車に乗れば男は痴漢扱いされ、少女と肉体関係を結べば世間は男ばかりを責め立てる。少女の方から関係を求めてきたとしてもだ。
「畜生……どいつもコイツも……」

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