復讐メイツ 4.5 後
クビになった教師が入れ替わり能力を使って生徒に復讐していく話です
北見緑華 編 3
確認
*この物語はフィクションです 実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません
*主人公は腐れ外道です 巫の嗜好とはなんら関係ありません 関係ありませんってば
*エロ描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません
復讐メイツ 4.5 ~北見緑華 3
携帯を取りに戻ってきた桃花が目にしたのは、はしたなく喘ぐ姉の姿だった。
いつも遠慮がちにぽそぽそと喋っている彼女が、今はまるで別人のように声を張り上げ自らを慰めている。
桃花も年頃の少女だから、オナニーというものは知っていたし自分もしたことはある。
だが目の前の光景は、どう考えても普通ではなかった。
「お姉ちゃん……それ、私の水着だよね? ここ、私の部屋だよね?」
震える声で、寝そべる姉になぜ? という疑問を投げかける。
姉が今着ているのは、脇に白のラインが入った紺色の競泳水着……桃花の通う学園の指定水着だ。姉の緑華はそれを身にまとい、乳房と秘所のそれぞれに手を添えていた。食い込んだ股の部分は淫液で滲み、汚れている。
「……フッ」
緑華は薄らと笑い、上体を起こして桃花に這い寄ってきた。
いやらしく笑いながら近づいてくるさまは、まるで巣にかかった蝶を狙う毒蜘蛛のようだ。
「もーもーかぁ~」
「ひっ……」
それは、いままで味わったことのない感覚だった。
生まれてからずっと一緒にいた姉を、こんなにも恐ろしく感じ、嫌悪し、忌避したくなったのは初めてだ。
携帯なんてもうどうでもいい。とにかく早く、早く逃げなければ。
そう思っているのに、桃花の足は震えるばかりで後退りさえしてくれない。ようやく半歩だけ右足が下がったときには、もうすでに姉は目の前まで迫っていた。
「お姉ちゃんと、エッチなこと、しよ?」
「き……きゃあああああああああああッ!?」
しがみつかれ、膝を折られ。
桃花は、水着姿の姉によって押し倒されてしまった。
*
うつ伏せに倒れた妹の脚にまとわりつき、スカートに顔を押し付ける。
途端に女の匂いが俺の鼻先をくすぐり、甘い香りで満たされた。
「いや、やぁっ。はな、してぇッ」
モモカが身じろぎするたびに、形のいい尻がふりふりと揺れる。スカートの上から揉んでやると、女にしては硬い手応えが返ってきた。
「ずいぶん鍛えているな」
「やっ、しゃべら……ないで……!」
顔を尻に挟み込んだまま喋ると、モモカの腰がわずかに震えた。
どうやら口の動きが、敏感な箇所を刺激したらしい。それにしても下着どころかスカートすらまだ剥いていないのに随分といい反応をしてくれる。
気を良くした俺は両手でモモカの腰を固定し、スカートの端を口にくわえてめくり上げた。
引き締まった尻肉と、女っぽい高級そうな茶色のショーツが露わになる。
「派手なパンツね。カレシとセックスする予定だったから?」
「やっ……へ、変なこと言わないでッ」
「変なこと?」
ショーツを鼻の先端でつつきながら、アソコのある位置に向かって息を吹きかける。
そうするとモモカはさっきよりも大きく反応し、身体をこわばらせた。
「たっくんと一緒に、二人でホテルに行くつもりだったんでしょ?」
「そ、そんな……あたしたち、まだそんな関係じゃ……ぁンッ」
「どうしてお姉ちゃんに嘘つくの? この淫乱」
「いん……!? どうしたのお姉ちゃん。さっきから変だよ! おかしいよ!」
「うるさいな」
舌を出して、ショーツの上から秘所を舐める。
小便でも済ませてきたのか、それとも恐怖のためか、少しだけしょっぱかった。
見れば、クロッチの部分にうっすらとシミが出来ている。
「濡れているぞ。お漏らしか? それとも、さっそく感じているのか?」
「か、感じてなんか……やぁっ、離してぇ!」
いよいよ本気で抵抗を示してきたのか、モモカが手足をばたつかせて俺を振りほどこうとする。
水泳をやっているだけあって、そこそこ筋肉が付いているようだ。力任せでこられると、緑華程度の肉体では長い間拘束しきれない。
ならば、短期決着だ。
俺は腰を掴む手を離し、右の手で尻をゆっくりとさすってやった。
これまで何人もの女の尻を触ってきたが、モモカのようなタイプは揉みしだくよりもいやらしく撫で回してやる方が断然反応が良い。事実、実行した瞬間に相手の抵抗する力が弱まった。
「んっ、やだ、そんな、エッチな触り方……ッ」
「男に尻を弄られたことはないのか?」
「だ、だから、あたしたちまだ、そんなこと……あゥッ」
顔の前に引き寄せた左手の中指を、女の割れ目に向け突き刺す。
柔らかい秘唇を強引に裂いて侵入し、ずぶずぶと中をほじくってやると、モモカは背筋を反らして派手な声を上げた。
「アゥッ、く、ぅぅんッ、おねえちゃ……ほんと、やめ……」
「ちょっと待ってねー。いま、確認するから」
「か、確認って……あッ」
指先を移動し、ショーツをずらして妹のアソコを間近に鑑賞する。
綺麗なピンク色だ。ソラや緑華とは若干形の異なるクレパスは、隙間からわずかにヨダレを流し更なる刺激を待ち望んでいた。
「ほら、やっぱり濡れてる」
「そんな……ッ、うそ、うそ……!」
「嘘つきはそっちだ」
ショックを受けるモモカにぴしゃりと言い放ち、今度は二本の指を使って秘唇を広げる。
淫らな肉穴が大口を開けて、肉棒の出入りを待ち望んでいるかのようにヒクヒクと動いていた。
「いやぁ、見ないでぇ……ッ」
泣き叫ぶ妹の声を無視して、じっとソコを見つめる。その間にも、尻を撫でることは忘れない。
果たして、モモカの入り口には傷一つ付いていない処女の証が残っていた。
「なんだ、本当に処女だったか」
「だから、そう言ってるでしょ!? もういい加減離してよ!」
羞恥と怒りで顔を真っ赤にし、モモカが再び激しく抵抗する。
惜しい事をした。
処女だと知っていれば、もっと有用な道具を揃えたのだが……手の届く距離にあるものといえば、緑華のオナニーを撮影していたスマホぐらいしかない。アレで処女を散らすには役者不足だ。
かといって、今拘束を解けばこの女は全力で逃げ出すだろう。それならそれで問題はないが、まだ俺はモモカの肉体を味わいつくしていない。
結局、このままクンニを続けてやることにした。
と。
舌を差し向けたその直後、携帯が震え着信を知らせるメロディーが鳴り響く。
「あ……」
恐怖と戸惑いしかなかったモモカの目が、その音を聞き希望を宿した。電話の相手が何者か察するには、それで充分だ。
俺は場違いな明るい演奏をする携帯に手を伸ばし、耳に押し当てた。
≪桃花? 今どこにいるの?≫
若い男の声が、挨拶も抜きにいきなり用件を訊ねてくる。
カレシのたっくんとやらだろう。いつまでたっても現れないモモカに痺れを切らし、電話をしてきたに違いない。
恋人がどんな目にあっているかも知らず、暢気なものだ。
「たす、助けてたっくん! お姉ちゃんが変なの!」
モモカが上体を反らし、大きな声で電話相手に救いを求める。
≪!? 桃花、どうしたんだ!? 何が……!≫
カノジョのただならぬ様子を感じ取ったのか、声に緊張が走る。だがまだ自分の通話相手がモモカだと思っているようだ。
「くっ、くくく……」
≪も、桃花?≫
「恋人の声ぐらい聞き分けたらどうだ? たっくん」
ハッキリとした台詞を喋ったことで、男はようやく俺が何者か……正確には、恋人の電話に出ている人間に思い至ったようだ。
≪え……も、もしかして、緑華さん、ですか? なんで、桃花のケータイに≫
「妹に手を出してくれたそうだな」
≪は? いや、僕たちが付き合っているのは緑華さんだって知って≫
「今日、デートだったんだってな。最後はホテルにでも連れ込むつもりだったんだろう?」
≪ほ、ホテルッ!? そんなつもりは≫
「ゴムはするのか、しないのか? 御宿泊か? 駅前のホテルはいかんぞ清掃が行き届いていない」
≪ど、どうしたんですか、緑華さん。あな、あなたらしくもない!≫
顔を真っ赤にしてうろたえているさまが目に浮かぶような反応だった。モモカといい今時のガキにしては珍しい純情ぶりだ。
そんな微笑ましいカップルの間に、俺のような輩が土足で入り込み、滅茶苦茶にしている。素晴らしい興奮だ。
男の肉体ならば股ぐらがいきり立っていたことだろう。しかし今はカラダの芯が疼くだけで、暴力的なほどの性欲は湧いてこない。ただ、これはこれで悪い気分ではなかった。
「それじゃあ、童貞のキミにいまから授業をしてあげよう」
電話機の角をモモカの割れ目へと押し当て、小刻みに震わせる。
すると、今度は溢れるばかりに愛液が流れ出してきた。スマホケースを左右に振るたびに、クチュクチュといういやらしい音がしていた。
「アァッ、あっ、それ、やだ……ぁッ!」
「聞こえるかな童貞クン。これは、何の音だと思う?」
携帯は瞬く間に持ち主の粘液で汚れ、メスの匂いを染み込ませる。
匂いを相手に届ける機能が実現されていないことを、この時ほど残念に思ったことはない。
≪……≫
「んん? 答えられないのか。これは女が気持ちいいときに出す、下の口の喘ぎ声だぞ? 二人とも、ちゃんと覚えておきなさい」
「やだぁっ、聞かないでぇ! もう、許してぇ!」
「あはは、大丈夫。モモカの処女もちゃんと私が貰ってあげるからっ」
≪……──ブッ≫
「むっ? ……切ったか」
男の反応がないと思ったら、いつの間にか通話が切れていた。
おそらく今頃は、全力で駆けずり回っているに違いない。大切な人間を救うために走るなんて、まるで物語のメロスじゃないか。
「くくっ」
「な、なに笑って……んあッ」
「別に? 邪魔が入る前に、モモカの事もっと可愛がってあげようかなって」
スマホを投げ捨て、濡れそぼった性器に舌を突き立てる。
愛液が溢れる蜜壷に唾液を混ぜるようにして撹拌すると、モモカは心地の良い悲鳴を上げて下半身をくねらせた。
「はは、どんどん溢れてくるぞ。お姉ちゃんを溺れさせる気かな?」
「やっ、やぁっ、やだぁっ、気持ち、悪いぃ!」
「気持ち悪いって……あーあ、お姉ちゃんショックだなぁ」
「いやぁぁぁぁぁっ!」
モモカは俺の言葉になど耳も貸さず、半狂乱になってひたすら泣き叫んでいる。
つい先程までデートだなんだと浮かれていた少女の瞳は、いまや涙を浮かべて昏く沈んでいた。
「たった二人きりの姉妹なんだから……仲良くしよう、よっ」
「ンひあぁッッ!!」
言い終わると同時に、花弁の上部にある肉豆に向けて歯を立てる。
いままで触れていなかった部分なだけに、油断もあったのだろう。敏感なそこを急襲され、モモカはこれまでで一番鋭い悲鳴を上げた。
「あ、はっ! う……や、ぁっ……んぁ……ふぅ」
腰をビクビクと痙攣させて、死にかけのような喘ぎ声を漏らしている。
涙を溜めた瞳は虚ろで、陰唇だけがいまだにだらしなくヨダレを流し活き活きとうごめいていた。
「なんだ、もうイッたのか?」
形の良い尻を撫で回しながら訊ねてみるが、返事はない。だがぐったりした様子から、絶頂を迎えたのは間違いなさそうだ。
いささか刺激が強すぎたのかもしれない。もっとも、女のカラダが一度イッた程度で終わるはずがないことは、俺自身が身をもって知っていた。
「気持ちよかったんだ? 実の姉にイヤラシイところを舐められて、頭が真っ白になったっちゃったんだ?」
「い、やぁ……」
「このぐらいで根を上げたらダメじゃない。男とヤルときは、もっともっと激しいんだから」
からかうように言ってやると、絶望に打ちひしがれていたはずの瞳に生気が戻ってきた。
その輝きは、憎しみの炎だ。
怒りで我に返ったモモカは、憎悪のこもった目で俺を──実の姉を、睨みつけている。
「桃花ぁ!」
そのとき、一階の玄関から男の声が響いた。メロスの到着だ。
お邪魔しますの一言もないままドタドタと階段を駆け上がる音が近づいてくる。
「……くくっ」
だが俺は、ディオニス王のように改心などしないぞ。
+++
カラダを入れ替えるという、にわかには信じがたい出来事を経て、ようやく緑華は自分の愚かしさを理解した。
雪美の姿になった緑華は、イジメの中心グループによりトイレに閉じ込められてしまった。上から水をかけられ、もうかなり長い間放置されている。
身体はすっかりと冷え込み、水を含んだ髪や衣服が体温を奪っていく。ただでさえ三階のトイレは日当たりが悪く、校舎内で指折りの寒い場所だった。
おまけに電気は消され、日没と共に辺りが闇へと沈んでいく。
子供じゃあるまいしと思う一方で、静まり返った暗闇から"何か"が這い出してきそうな、そんな不安に駆られた。
(これは……罰なんだ)
メンバーに勧められ、緑華も雪美への嫌がらせに参加させられたことがある。
たかが閉じ込めるだけ。たかが水をかけるだけ。
そう言われて、自分もその「たかが」という気になって、親友であった少女に今と同じようなことをしてしまった。
「バカだ、わたし」
いじめに大きいも小さいもない。
水は冷たく、暗闇は恐ろしい。
容赦なく心と体を傷つける行為だ。それなのに自分は────。
「え……?」
気が付けば、正面の扉に隙間ができていた。ドアを塞いでいた障害物がなくなったのだ。
緑華は慌てて扉を押し、しばらくぶりに個室の外に出た。
日没間近の暗闇が、トイレの中を包み込んでいる。
「あ……」
暗がりの中に、動く人影があった。
顔は良く見えないが、よれたスーツ姿から学園の生徒でない事が窺える。
どなたかわかりませんが、ありがとうございます。緑華はそうお礼を言うつもりだった。
しかし。
「ざまあみろ」
「え」
せせら笑う男の声が聞こえた瞬間、緑華の視点は暗闇から別の景色へと切り換わった。
「あ……え……?」
一瞬のめまいを感じ改めて目を開くと、そこにはスーツ姿の人影ではなく、よく見知った二人が立っていた。
妹と、その彼氏だ。二人ともなぜか『こちら』を厳しい目で睨みつけ、妹にいたっては泣き腫らしたような顔をしている。
「も、桃花?」
何が起こったのかわからず、妹の名前を呼ぶ。
声が、元通りになっている。だがそのことを喜ぶ間もなく、桃花の金切り声が緑華の脳を貫いた。
「来ないで、変態ッ!」
「へ、ヘンタイ……?」
初めて見る妹の形相に戸惑い、思わず自分の身体を見下ろす。
「なに、これ……」
緑華の体は、胸に校章の入った競泳水着をまとっていた。
彼女の通う盟悠学園にもプールの授業はある。しかし盟悠の水着はセパレートタイプで、これはつまり、まさか──。
「お父さんと母さんにも言いつけるから! この変態ッ! レズ! 最低ッ!」
「ち、ちが……わたしじゃ……」
「緑華さん、それ以上喋らないでください。……女を殴りたくない」
妹をなだめるように抱きながら、男が鬼のような形相で言い放つ。
違う。自分じゃない。緑華に見えていたのは自分の姿をした雪美だ。カラダを取り替えられたのだ!
だがそれを言ったところで、誰が信じるというのか。
「あ……あああああああああッ!」
緑華は自分の頭をかきむしり、言葉にならない叫び声を上げた。
北見緑華の『普通』は、今日を限りに終わったのだ。
*
──絶望する緑華を見届けた私は、非常に満足していた。
これで北見家はぼろぼろだ。ざまぁみろ。
先生を仲間にしたのは正解だった。
あの歪んだ思考の持ち主は、私のプランをさらに残酷なシナリオへと仕上げてくれた。そのことも気分がいい理由の一つだ。
次の犠牲者は、先生に任せてみよう。
きっと、とても素晴らしい復讐をしてくれるに違いない。今から楽しみだ。
復 讐 完 了
3連鎖

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