復讐メイツ 8.5
クビになった教師が入れ替わり能力を使って生徒に復讐していく話です
東海林深春 編 3
確認
*この物語はフィクションです 実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません
*主人公は腐れ外道です ヒロインも性格破綻者です 浮浪者もガイキチです まともな人間がいませんorz
*陵辱要素ありますがエロ描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません
復讐メイツ 8.5 ~東海林深春 3
俺は呆然とする深春の目の前で服を下着ごと捲り上げ、自分自身の顔を胸の中へと抱き寄せた。
凸凹のある鼻や唇がなだらかな稜線を描いていた膨らみを押しつぶし、男の興奮した息遣いが乳房の表面を吹き抜ける。
「ふぉおおおおおお!!」
「んっ、くぅ……ッ」
歓喜の雄叫びによる空気振動が乳首を擦り、意図せず俺の口からは艶かしい声が漏れた。
「あああ、良い匂いだよぉ深春ちゃん。スンスンスンスン」
『俺』になった男は自分の想う女の胸に抱かれ、いっそうテンションを高くしたようだ。
鼻先を胸になすりつけながら無遠慮に匂いを嗅ぎ、ぐりぐりと頭を動かしてくる。その動きに合わせてチクチクとした毛先が女の柔肌を擦り、むず痒い感覚をじわじわと広げていった。
「あっ、くすぐった……んっ」
「はひ……深春ちゃんのおっぱい……小さくて柔らかくてあったかくて……はぁー、はぁー」
「んぁ……ほ、ほら。もっとしっかり愛撫してみせろ」
顔面に触れる乳肌の感触と匂いだけで満足されてしまっては面白くない。
俺は後頭部を軽く叩き、男を促した。
「ひひっ、わかってますよ……でも先生。いくらなんでもその喋り方は冷めてしまいまさぁ」
「ワガママなやつだな」
まぁ、このめの時にも女っぽく振舞ってやったし、その方が盛り上がるのは事実だ。
俺は自意識のレベルを下げ、この肉体の深層で眠る無意識と同調する。
すると、自然と女の言葉遣いが口をついて出た。
「センセェ。深春のおっぱい、もっと弄ってください」
「ふひゃーっ!」
しなを作って囁くと、男は喜び勇んで深春の胸に手を伸ばしてきた。
若干小ぶりな乳房を下からすくうように寄せ上げて、中央に居座る『俺』の顔を挟み込んでいる。
男の無骨な手が胸板にめり込み、わずかながら痛みが伴う。だが、太い指先が乳首を引っ掻くことでその痛みを上塗りする感覚が背中を駆け抜けた。
「ふぁっ、あっ、ち、乳首……気持ちいい……んぁっ!」
指の腹で乳首ごと押しつぶされ、胸の先端から脊髄にかけて電気が走る。
最高に勃起した状態の亀頭を甘噛みされたような、脳がはじける快感だ。それが左右同時に襲ってくる上に、胸をこね回されている心地良さまでもが上乗せされている。
ソラ、緑華、このめ、とさまざまなカラダを渡り歩いたが、やはり女の快感は男とは比較にならない。特にこの深春のカラダは胸が弱点なのか、これまでで一番の感度の良さだった。
またたくまに腹の底に熱が溢れ、股間が湿り気を帯びてくる。
俺は胸の愛撫を男に任せると、ストッキングに包まれた女の園へ手を伸ばした。
「んぁ、濡れてる……」
タイツ越しにもはっきりとわかるほど、ヌルヌルとした生暖かい水っ気を指先に感じる。
軽く撫でただけで、全身が粟立つほどの衝撃だった。
「ふぁっ、あぁうッ、く、んンゥッ!」
抑えようと思っても声が勝手に出てくる。
目の前の男は胸の枕に飽きたのか、赤子のように乳首にむしゃぶりついていた。
舌が乳輪にそって這い回り、ピンと尖った突起物を執拗に舐ってくる。
他人に胸を嘗め回される快感と自分でアソコを慰める快感が併合して、気持ち良さが飛躍的に高まっていった。
「いやっ……わ、私のカラダに変な事しないで!」
「んっ、あぅッ、ふ、ふふっ、『私のカラダ』?」
ようやく放心状態から解き放たれたのか、深春が悲鳴交じりの懇願をする。
「自分の姿を良く見てみろ。アッ、今のお前は、んッ、ホームレスにしか見えんぞ」
「違う、私は!」
「このカラダはもう俺のモノなんだよ。お前はそのきたねぇペニスでもシゴいてな!」
「あ、ああ……いやぁ……いやぁ……!」
元・浮浪者の男も俺の胸から顔を離し、本来の肉体に中指を立てて罵る。
つくづく品のない男だが、直接的な物言いは下手なあざけりより効果があったらしい。深春は嘆きの声をあげ、顔を覆って泣き始めた。
「……だ、そうだ。ンンッ」
「なんで……なんで私がこんな目に……!」
美少女なら様になるその絵も、薄汚い格好のホームレスでは何の情も沸かない。むしろ殺意すら芽生える気持ち悪さだ。
「お前が俺を追い詰めたからだ」
「バカが勝手に悪い噂を流しただけじゃない! 私は何もしていない!」
「ネット掲示板に写真をアップしたことは? その事を学園長に知らせたのは?」
「し、知らない! 写真なんて知らない! そうだ。きっとそれもバカが勝手にやったことよ! 私じゃない!」
「ほぅ、知らばくれンンンッ!?」
アゴをつかまれたと思った瞬間、俺の視界は急に目の前に迫った自分の顔で塞がれる。
濁った目が深春になった俺を映し、鼻先同士が何度もこすれ、唇が唇によって塞がれている。ぬめりのある肉の塊が口腔内を蹂躙し、歯を舐め舌に絡み付いてきた。
「ンンッ、んっ、んち、ぢゅッ」
「んちゅれるるろう……んっ、ふばぁッ! ふひ、ヒヒヒヒヒ!」
口の内外を唾液でベトベトにして満足したのか、『俺』が不気味な笑い声を上げる。
どうやら俺は、自分の肉体にディープキスを食らわされたらしい。
「ふはぁ、深春ちゃんの唇ぅ……ごちそうさまですぅ」
「い、いやあああああ!!」
いやらしく笑いながら報告し、深春を絶望に叩き落す。いつもなら甘美でしかない悲鳴のはずが、今回は何の感慨も沸かない叫び声にしか聞こえなかった。
「糞が……」
男なんぞに唇を奪われたこともそうだが、スタッフの件といいこの男は勝手が過ぎる。
使えると思ったが、やはり浮浪者は浮浪者か。
この短時間でみるみるうちにヘイトが溜まっていく。もう写真の追求なぞどうでも良くなっていた。
「もういい。さっさと犯せ」
「へっ!?」
俺はしがみつく『俺』を押しのけ、地面の上に四つんばいになってスカートを捲り上げた。
「もう十分濡れている。……東海林はどうだ?」
見れば、深春は汚いズボンの中で男の欲望を高々と膨らませている。
「ほら。女を味わってみたくはないか? その肉棒で、自分自身を滅茶苦茶にして見せろ」
「もういやっ! もういやぁッ!!」
首を振って泣き喚く男は、やはり醜かった。
「ヒヒッ、それじゃ予定通り俺が……」
尻を撫で回しながら、ストッキングを引き裂いてショーツの位置をずらす。
外の空気が女陰に直に触れると、深春の肉体が急速に冷えていくような感じがした。
「んッ、あ、当たって……」
その冷めた熱を取り戻すかのように、入り口に熱くて硬いモノが触れる。
割れ目に亀頭を押し付けられ、カラダが無意識に反応を示した。
男は鈴口でクリトリスを小突き、肉棒そのものは陰唇と擦り合せて愛液を塗りつけていく。
そうされるたびに、俺の口からは信じられないほど甘い嬌声が漏れた。
「ふアッ、んぅんうう、ふう、はっ、ああ、アく」
まだ挿入もされていないのに、全身が溶けるような気持ちよさだ。ますます本番が楽しみになる。
「はぁ、ハッ、もう、いいだろ。一気に突き入れろッ」
「お願い! それだけは……!」
異なる二つの言葉に、男はどちらに従ったのか──答えは、痛みと共にあった。
「ぐぁ、あ、ああああああッ!!」
プッとカラダの中の何かが切れた感覚と、腹の中を異物が侵入してくる窮屈さに見舞われる。
甘く痺れる快感と言うには、いささかスパイスが効きすぎだ。泣き叫ぶほどではないが、かなり息苦しい。
「はっ、はぅッ、はが、あああああっ」
ついには視界がじわりと滲んできた。涙だ。
なんだこれは。挿入とはこんなにも苦しいものだったのか?
「ふお? おお、おおおおおお!」
背後から挿入している男の声がする。叫ぶたびに挿入された肉棒も震え、いまだに痛みの引かない結合部をより苛んだ。
「ば、バージンだったんだね深春ちゃん! 凄い! 凄いよ! なんて締め付けだ!」
「なん……だと……?」
まさか、この性格破綻者が処女を守っていたとは考えもしていなかった。
となると、深春の初めてを奪ったのは俺で、処女喪失を体験したのもこの俺になるわけか。
深春の全ては、この俺が奪ったのだ。
その代償として男の俺が破瓜の痛みを味わうことになったが、安いものだ。
実際、痛いのは最初だけで、それも徐々におさまってきた。
「はああ、はああ、深春ちゃんのナカ、あったかいぃ……ッ!」
恍惚としか言いようのないだらしのない顔をして、男が腰を振る。
肉穴を満たす熱棒は膣内を行き来し、ぐぢゅぐぢゅといやらしい音を奏でた。
「あっああ、あぎ、あぐう、うあ、んんンんッ!」
ペニスが肉襞をかき回し、亀頭が最奥をコツンコツンと叩いてくる。肉と肉がぶつかりあう音が響き、夜空にまで届いているかのようだった。
深く深く突き入れられるたびに下半身が破裂しそうな衝撃で満たされ、入り口の近くまでペニスが引き戻されると内臓まで一緒に持っていかれそうな感覚に襲われる。
両極端で、しかしどちらも極上の快感が、喘ぎ声を上げる以外の選択肢を取らせない。
「だ、ダメだ……ふァッ、おか、おかしく、ンヒ、あっ、アアッ、きゃふッ」
「うおお、うおおおおおおおおッ! だだだすよ、ナカで出すよ!」
膣内でペニスが膨張する。
何もかもが初めて味わう女としてのセックスに頭が蕩け、休みなく押し迫る気持ち良さが心を瓦解させていった。
「あひ、ひふ、キャンっ、くっ、うう、も、もう……イク、あ、くる、あああああああああああああッ!!」
津波のような快感に呑み込まれ、悦楽の断末魔を叫びながら俺は全身を痙攣させた。
内腿がびくびくと震え、地面を抉りながら拳を硬く握り締める。
「うううッ」
遅れて、膣内に熱い液体がぶちまけられる。
子宮にまで届いているのではと思うほど勢いよく発射された精液は肉襞を汚しつくし、そして結合部の隙間から愛液や破瓜の血と混ざり合って溢れ出ていく。
「はっ、あ、はあ、あああ……」
俺は四つんばいの格好のまま、カラダを地面に横たえた。
ひやりとした土が乳房を押しつぶし、セックス後の熱を奪っていく。
(き、気持ちよかった……)
男としてのセックスも決して悪くはない。しかし女の絶頂はどうだ。全身がいつまでも甘い快楽に包まれ、膣の中に残る精液の存在感が早くも次なる興奮を呼んでいる。
まさしく、病み付きになる気持ち良さだった。
──ふぁーーーーん、ふぁぁぁぁぁん……
「ん……?」
しばらく絶頂後の余韻を味わっていると、聞きなれたサイレンがすぐ近くで止まった。
今のは、パトカーの音?
「こっちです! 早く!」
「そこの二人! 動くな!」
起き上がる体力さえない俺の顔にライトが当てられ、『俺』でも『浮浪者』でもない男の声が近づいてくる。
「なっ、なな……!」
「け、警察……?」
戸惑う『俺』と、いまだに勃起が収まっていない『浮浪者』が声のした方を向く。
「こ、これは……おいキミ、大丈夫か!」
「こちらA班。要救護者二名確認! 一人は意識不明!」
「貴様ら動くな! 暴行と殺人の疑いで逮捕する!」
複数の足音がすぐ近くで止まり、淫らな水音と嬌声が支配していた空間が一気に騒がしくなる。
「ち、違う! 私じゃない! 私は関係ない!」
「せ、先生! 早く入れ替わってくれ! 約束だろ!?」
はちきれそうなほどにペニスを勃起させたホームレスの言葉を誰が信用するのか。
そして、こんな状況で俺が約束を守るなどという甘い考えが通じると思っているのか。
「何をわけのわからない事を……! その子から離れろ!」
「……くくっ」
警官どもにバレないよう口端をゆがめ、すぐに引っ込める。
俺は『犯されて放心状態でいる少女』になりきり、破瓜の際に溜め込んでいた涙を一筋だけ零して見せるのだった。
復讐完了
次がラストになると思います
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東海林深春 編 3
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*主人公は腐れ外道です ヒロインも性格破綻者です 浮浪者もガイキチです まともな人間がいませんorz
*陵辱要素ありますがエロ描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません
復讐メイツ 8.5 ~東海林深春 3
俺は呆然とする深春の目の前で服を下着ごと捲り上げ、自分自身の顔を胸の中へと抱き寄せた。
凸凹のある鼻や唇がなだらかな稜線を描いていた膨らみを押しつぶし、男の興奮した息遣いが乳房の表面を吹き抜ける。
「ふぉおおおおおお!!」
「んっ、くぅ……ッ」
歓喜の雄叫びによる空気振動が乳首を擦り、意図せず俺の口からは艶かしい声が漏れた。
「あああ、良い匂いだよぉ深春ちゃん。スンスンスンスン」
『俺』になった男は自分の想う女の胸に抱かれ、いっそうテンションを高くしたようだ。
鼻先を胸になすりつけながら無遠慮に匂いを嗅ぎ、ぐりぐりと頭を動かしてくる。その動きに合わせてチクチクとした毛先が女の柔肌を擦り、むず痒い感覚をじわじわと広げていった。
「あっ、くすぐった……んっ」
「はひ……深春ちゃんのおっぱい……小さくて柔らかくてあったかくて……はぁー、はぁー」
「んぁ……ほ、ほら。もっとしっかり愛撫してみせろ」
顔面に触れる乳肌の感触と匂いだけで満足されてしまっては面白くない。
俺は後頭部を軽く叩き、男を促した。
「ひひっ、わかってますよ……でも先生。いくらなんでもその喋り方は冷めてしまいまさぁ」
「ワガママなやつだな」
まぁ、このめの時にも女っぽく振舞ってやったし、その方が盛り上がるのは事実だ。
俺は自意識のレベルを下げ、この肉体の深層で眠る無意識と同調する。
すると、自然と女の言葉遣いが口をついて出た。
「センセェ。深春のおっぱい、もっと弄ってください」
「ふひゃーっ!」
しなを作って囁くと、男は喜び勇んで深春の胸に手を伸ばしてきた。
若干小ぶりな乳房を下からすくうように寄せ上げて、中央に居座る『俺』の顔を挟み込んでいる。
男の無骨な手が胸板にめり込み、わずかながら痛みが伴う。だが、太い指先が乳首を引っ掻くことでその痛みを上塗りする感覚が背中を駆け抜けた。
「ふぁっ、あっ、ち、乳首……気持ちいい……んぁっ!」
指の腹で乳首ごと押しつぶされ、胸の先端から脊髄にかけて電気が走る。
最高に勃起した状態の亀頭を甘噛みされたような、脳がはじける快感だ。それが左右同時に襲ってくる上に、胸をこね回されている心地良さまでもが上乗せされている。
ソラ、緑華、このめ、とさまざまなカラダを渡り歩いたが、やはり女の快感は男とは比較にならない。特にこの深春のカラダは胸が弱点なのか、これまでで一番の感度の良さだった。
またたくまに腹の底に熱が溢れ、股間が湿り気を帯びてくる。
俺は胸の愛撫を男に任せると、ストッキングに包まれた女の園へ手を伸ばした。
「んぁ、濡れてる……」
タイツ越しにもはっきりとわかるほど、ヌルヌルとした生暖かい水っ気を指先に感じる。
軽く撫でただけで、全身が粟立つほどの衝撃だった。
「ふぁっ、あぁうッ、く、んンゥッ!」
抑えようと思っても声が勝手に出てくる。
目の前の男は胸の枕に飽きたのか、赤子のように乳首にむしゃぶりついていた。
舌が乳輪にそって這い回り、ピンと尖った突起物を執拗に舐ってくる。
他人に胸を嘗め回される快感と自分でアソコを慰める快感が併合して、気持ち良さが飛躍的に高まっていった。
「いやっ……わ、私のカラダに変な事しないで!」
「んっ、あぅッ、ふ、ふふっ、『私のカラダ』?」
ようやく放心状態から解き放たれたのか、深春が悲鳴交じりの懇願をする。
「自分の姿を良く見てみろ。アッ、今のお前は、んッ、ホームレスにしか見えんぞ」
「違う、私は!」
「このカラダはもう俺のモノなんだよ。お前はそのきたねぇペニスでもシゴいてな!」
「あ、ああ……いやぁ……いやぁ……!」
元・浮浪者の男も俺の胸から顔を離し、本来の肉体に中指を立てて罵る。
つくづく品のない男だが、直接的な物言いは下手なあざけりより効果があったらしい。深春は嘆きの声をあげ、顔を覆って泣き始めた。
「……だ、そうだ。ンンッ」
「なんで……なんで私がこんな目に……!」
美少女なら様になるその絵も、薄汚い格好のホームレスでは何の情も沸かない。むしろ殺意すら芽生える気持ち悪さだ。
「お前が俺を追い詰めたからだ」
「バカが勝手に悪い噂を流しただけじゃない! 私は何もしていない!」
「ネット掲示板に写真をアップしたことは? その事を学園長に知らせたのは?」
「し、知らない! 写真なんて知らない! そうだ。きっとそれもバカが勝手にやったことよ! 私じゃない!」
「ほぅ、知らばくれンンンッ!?」
アゴをつかまれたと思った瞬間、俺の視界は急に目の前に迫った自分の顔で塞がれる。
濁った目が深春になった俺を映し、鼻先同士が何度もこすれ、唇が唇によって塞がれている。ぬめりのある肉の塊が口腔内を蹂躙し、歯を舐め舌に絡み付いてきた。
「ンンッ、んっ、んち、ぢゅッ」
「んちゅれるるろう……んっ、ふばぁッ! ふひ、ヒヒヒヒヒ!」
口の内外を唾液でベトベトにして満足したのか、『俺』が不気味な笑い声を上げる。
どうやら俺は、自分の肉体にディープキスを食らわされたらしい。
「ふはぁ、深春ちゃんの唇ぅ……ごちそうさまですぅ」
「い、いやあああああ!!」
いやらしく笑いながら報告し、深春を絶望に叩き落す。いつもなら甘美でしかない悲鳴のはずが、今回は何の感慨も沸かない叫び声にしか聞こえなかった。
「糞が……」
男なんぞに唇を奪われたこともそうだが、スタッフの件といいこの男は勝手が過ぎる。
使えると思ったが、やはり浮浪者は浮浪者か。
この短時間でみるみるうちにヘイトが溜まっていく。もう写真の追求なぞどうでも良くなっていた。
「もういい。さっさと犯せ」
「へっ!?」
俺はしがみつく『俺』を押しのけ、地面の上に四つんばいになってスカートを捲り上げた。
「もう十分濡れている。……東海林はどうだ?」
見れば、深春は汚いズボンの中で男の欲望を高々と膨らませている。
「ほら。女を味わってみたくはないか? その肉棒で、自分自身を滅茶苦茶にして見せろ」
「もういやっ! もういやぁッ!!」
首を振って泣き喚く男は、やはり醜かった。
「ヒヒッ、それじゃ予定通り俺が……」
尻を撫で回しながら、ストッキングを引き裂いてショーツの位置をずらす。
外の空気が女陰に直に触れると、深春の肉体が急速に冷えていくような感じがした。
「んッ、あ、当たって……」
その冷めた熱を取り戻すかのように、入り口に熱くて硬いモノが触れる。
割れ目に亀頭を押し付けられ、カラダが無意識に反応を示した。
男は鈴口でクリトリスを小突き、肉棒そのものは陰唇と擦り合せて愛液を塗りつけていく。
そうされるたびに、俺の口からは信じられないほど甘い嬌声が漏れた。
「ふアッ、んぅんうう、ふう、はっ、ああ、アく」
まだ挿入もされていないのに、全身が溶けるような気持ちよさだ。ますます本番が楽しみになる。
「はぁ、ハッ、もう、いいだろ。一気に突き入れろッ」
「お願い! それだけは……!」
異なる二つの言葉に、男はどちらに従ったのか──答えは、痛みと共にあった。
「ぐぁ、あ、ああああああッ!!」
プッとカラダの中の何かが切れた感覚と、腹の中を異物が侵入してくる窮屈さに見舞われる。
甘く痺れる快感と言うには、いささかスパイスが効きすぎだ。泣き叫ぶほどではないが、かなり息苦しい。
「はっ、はぅッ、はが、あああああっ」
ついには視界がじわりと滲んできた。涙だ。
なんだこれは。挿入とはこんなにも苦しいものだったのか?
「ふお? おお、おおおおおお!」
背後から挿入している男の声がする。叫ぶたびに挿入された肉棒も震え、いまだに痛みの引かない結合部をより苛んだ。
「ば、バージンだったんだね深春ちゃん! 凄い! 凄いよ! なんて締め付けだ!」
「なん……だと……?」
まさか、この性格破綻者が処女を守っていたとは考えもしていなかった。
となると、深春の初めてを奪ったのは俺で、処女喪失を体験したのもこの俺になるわけか。
深春の全ては、この俺が奪ったのだ。
その代償として男の俺が破瓜の痛みを味わうことになったが、安いものだ。
実際、痛いのは最初だけで、それも徐々におさまってきた。
「はああ、はああ、深春ちゃんのナカ、あったかいぃ……ッ!」
恍惚としか言いようのないだらしのない顔をして、男が腰を振る。
肉穴を満たす熱棒は膣内を行き来し、ぐぢゅぐぢゅといやらしい音を奏でた。
「あっああ、あぎ、あぐう、うあ、んんンんッ!」
ペニスが肉襞をかき回し、亀頭が最奥をコツンコツンと叩いてくる。肉と肉がぶつかりあう音が響き、夜空にまで届いているかのようだった。
深く深く突き入れられるたびに下半身が破裂しそうな衝撃で満たされ、入り口の近くまでペニスが引き戻されると内臓まで一緒に持っていかれそうな感覚に襲われる。
両極端で、しかしどちらも極上の快感が、喘ぎ声を上げる以外の選択肢を取らせない。
「だ、ダメだ……ふァッ、おか、おかしく、ンヒ、あっ、アアッ、きゃふッ」
「うおお、うおおおおおおおおッ! だだだすよ、ナカで出すよ!」
膣内でペニスが膨張する。
何もかもが初めて味わう女としてのセックスに頭が蕩け、休みなく押し迫る気持ち良さが心を瓦解させていった。
「あひ、ひふ、キャンっ、くっ、うう、も、もう……イク、あ、くる、あああああああああああああッ!!」
津波のような快感に呑み込まれ、悦楽の断末魔を叫びながら俺は全身を痙攣させた。
内腿がびくびくと震え、地面を抉りながら拳を硬く握り締める。
「うううッ」
遅れて、膣内に熱い液体がぶちまけられる。
子宮にまで届いているのではと思うほど勢いよく発射された精液は肉襞を汚しつくし、そして結合部の隙間から愛液や破瓜の血と混ざり合って溢れ出ていく。
「はっ、あ、はあ、あああ……」
俺は四つんばいの格好のまま、カラダを地面に横たえた。
ひやりとした土が乳房を押しつぶし、セックス後の熱を奪っていく。
(き、気持ちよかった……)
男としてのセックスも決して悪くはない。しかし女の絶頂はどうだ。全身がいつまでも甘い快楽に包まれ、膣の中に残る精液の存在感が早くも次なる興奮を呼んでいる。
まさしく、病み付きになる気持ち良さだった。
──ふぁーーーーん、ふぁぁぁぁぁん……
「ん……?」
しばらく絶頂後の余韻を味わっていると、聞きなれたサイレンがすぐ近くで止まった。
今のは、パトカーの音?
「こっちです! 早く!」
「そこの二人! 動くな!」
起き上がる体力さえない俺の顔にライトが当てられ、『俺』でも『浮浪者』でもない男の声が近づいてくる。
「なっ、なな……!」
「け、警察……?」
戸惑う『俺』と、いまだに勃起が収まっていない『浮浪者』が声のした方を向く。
「こ、これは……おいキミ、大丈夫か!」
「こちらA班。要救護者二名確認! 一人は意識不明!」
「貴様ら動くな! 暴行と殺人の疑いで逮捕する!」
複数の足音がすぐ近くで止まり、淫らな水音と嬌声が支配していた空間が一気に騒がしくなる。
「ち、違う! 私じゃない! 私は関係ない!」
「せ、先生! 早く入れ替わってくれ! 約束だろ!?」
はちきれそうなほどにペニスを勃起させたホームレスの言葉を誰が信用するのか。
そして、こんな状況で俺が約束を守るなどという甘い考えが通じると思っているのか。
「何をわけのわからない事を……! その子から離れろ!」
「……くくっ」
警官どもにバレないよう口端をゆがめ、すぐに引っ込める。
俺は『犯されて放心状態でいる少女』になりきり、破瓜の際に溜め込んでいた涙を一筋だけ零して見せるのだった。
復讐完了
次がラストになると思います

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