Divider -ディバイダー 2
まだ山は越えていませんが手すきになったので
一ヶ月ぶりにまともに更新です
R18該当シーンなので閲覧は自己責任でお願いします
下衆な思想の男が主人公の、憑依系の話です
確認
*この物語はフィクションです
実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません
*18禁描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です
*主人公は女を犯したいと常々思っているゲス野郎です
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません
Divider -ディバイダー 2 「確認」
女が欲しいと思っていたら、女になった。
日頃から妄想している自分の情欲がいざこの身に降り掛かるものとして置き換えると、男として思う所がないでもない。少なくともいい気はしなかった。
だが女の身体になったのはチャンスとも取れる。
同性の特権を利用して他の女に近づき、油断しきった所をおいしく頂く。シンプルだが、男である俺には実現不可能な手段であり、今の、マドカの身体を乗っ取った俺にしか出来ないことでもあった。
「あ、あのっ!」
「!?」
正面から声が掛かる。見ると、倒れたままの俺を挟んですぐ向かい側に、同い年ぐらいの男女が立っていた。
星明りに照らされて、心配そうな顔が俺の身体とマドカになった俺とを交互に見つめている。
「だ、大丈夫、ですか?」
「さっき、この辺で凄く光って……来てみたら、人が倒れてて」
「あ、あぁ……」
どうやら二人は流星群を見に来たカップルらしい。
さっき起こった光の爆発がまさか隕石だとは思っていないだろうが、近づいてみれば倒れている男がいたので慌てて駆け寄った……といったところか。
(ご苦労なことだな)
心配は無用……というより、邪魔にしかならない。
そんなくだらない善意に気を遣るぐらいなら、俺とセックスの一つでもしてもらいたいものだ。
男なんかに抱かれたくは無いが、片割れの少女は結構俺の好みだった。
(どうせ、さっきまでシテいたんだろ? せっかくだから混ぜてくれよ……)
「あ、あの? なにか、おかしかったですか」
「え? あ、いや、別に」
少女が怪訝な顔をして俺を見る。思っている事が顔に出ていたらしい。
慌ててごまかすと、相手の男が少女の肩に手を置いた。
「行こう、愛実」
「え、でもこの人」
「いいから。……邪魔したな」
何か感じ取ったのか、それとも特に意味は無いのか、男は少女を促すと俺からそそくさと離れて行った。
暗がりに消える二人を見送りながら、その背中に悪態をつく。
「ふん……シラケさせやがって」
女になって、女を自由に出来るんだと浮かれていた気分が今ので一気に冷めてしまった。
だが、確かにこのまま『俺』の身体を放置しているのはマズイ。
芝生の上で仰向けに倒れたままの男を見下ろす。息はしているようだが、相変わらず目を覚ます気配はなかった。
「……とりあえず、隠しておくか」
両脇を抱え近くの繁みへと『俺』を引きずっていく。
「よっ、く、ぬおおおお……!」
たった数メートルしかない移動だが、脱力した人間を運ぶのはとんでもない重労働だった。
ようやく人目につかない位置まで身体を持ってくると、俺は肩で息をしてその場に尻餅をつく。
「はぁ、はぁっ……! ぜぇ、はぁー……俺って、こんな重かったのか?」
いや違う。今の身体は、女だからだ。
「……」
胸元に視線を下げると、リボンタイを襟元で結んだ白いブラウスと隆起した胸、そしてブラジャーのストライプ模様が透けて見える。そのさらに先には、濃紺のプリーツスカートと大股を広げる細い脚があった。
六藍学園に通う、女子の制服。それを男の俺が身につけているこの状況に、倒錯的な興奮が再び芽生えてくる。
「そうだな……女とヤル前に、自分で確かめてみるか」
しゅるりとリボンタイを解きながら、俺はマドカの唇を吊り上げ、誰にともなく笑って見せた。
「へぇ……男とは逆なんだな」
反対側にボタンがついたブラウスに一瞬手が止まり、しかし身体が覚えているのか特に何の違和感もないまま、スムーズに制服をはだける。
闇に浮かび上がる白い肌と細い鎖骨。そして服越しにも薄らと見えたストライプ柄の下着と、それに包まれたマドカの胸があらわになった。
目をひくほど大きいわけではないが、かといって小さいわけでもない。
平均サイズなど知るはずもないが、マドカはちょうどその辺りに落ち着くレベルの大きさだと思う。
続けてスカートを下ろすと、のっぺりとした股間にはりつくショーツが剥き出しになった。上下で揃いになっているのか、ブラと同じ柄だ。
「なかなか可愛らしいものを付けてるじゃないか」
これまでハダカばかり妄想してきたが、下着姿というのも悪くない。
男と違って曲線のある体付きが、この布切れ一枚でメリハリの利いた見た目になっているような気がする。扇情的、というのだろうか。
明るく社交的な後輩の少女が、男を挑発・誘惑するような格好をしている。しかも、野外で。
誰かに見られたところで、俺が困るわけじゃない。だがマドカの心臓は張り裂けそうなぐらい高鳴り、身体中がカッと熱くなっていた。
「ははっ、こんな所でパンツ丸出しにして……星崎は変態だなぁ」
侮蔑交じりに笑っていると、身体の奥が疼くような感覚が走る。
耳に届くのはマドカの声で、自分で自分の羞恥心を煽っているかのような錯覚に陥った。
服を脱ぐのも、乱暴な言葉遣いも、どれだけ本人のイメージからかけ離れていようと、マドカの身体は俺の思う通りに反応してくれる。
「……ふふっ」
その『逆』もまた可能だった。
「セーンパイ。まだ寝ているんですかぁ?」
自分が『俺』ではなく『わたし』であることを意識すると、喋り方が自然としなやかになる。
鏡が無いので確認は出来ないが、眠り続けている俺の身体を覗き込む仕草も、どこか女っぽくなっているはずだ。
「ほら、見てください。すぐ目の前にエッチな格好した女の子がいるんですよ?」
口から出る台詞は相変わらず俺の知る後輩らしくないが、口調そのものは本人に近い。もしマドカが今の格好に見合う痴女的な性格をしていたら……そんな妄想さえ、今の俺は実現できる。
マドカの口調を完全にトレースし、マドカになりきりながら、俺は自分の欲望を満たしていった。
「じゃあ、そこで見ていてください。わたしの、オナニー」
ブラの上からマドカの胸を揉み、感触を堪能する。
硬い布地の裏にある膨らみは少女の小さな手の平に覆い隠される程度の大きさしかないものの、男とは明らかに触り心地が違っていた。
「わたしのムネ、あまり大きくないけど……んっ、柔らかくて、気持ち、イイ……はぁっ」
マシュマロのような、とは聞いていたが、まさにその通りだ。指先に力をこめるたびにグニグニと乳肉が形を変え、不規則な凹凸が出来上がっていった。
触られている感触も心地が良い。萎えた肉棒を弄られているような、すわりの悪さと快感とが同時に湧き上がり背筋を駆け抜けていく。
「ぁんっ、んぁ……っ! こ、声が……勝手に……はっ、はっ、あああっ」
突起物の存在を感じ、ブラの上から指先で擦ってみると、マドカの口から切なそうな喘ぎ声が漏れた。
これまでのジンと染み込むような快感とは違う、電流に似た強烈な刺激だ。
それが乳首であると理解するのに時間は掛からず、指先はさらに強い刺激を求めてソコを重点的に責め始める。
「あっ、イイ、ちくび……っ! ここ、いい……!」
声を出し、はしたなく喘ぎ声を撒き散らす。そうするとますます乳首は硬くなり、身体の芯もよりいっそう熱くなっていった。
「はっ、はぁ……ッ、し、下も……」
名残惜しみつつも片手を胸から離し、へそより下の中心部へと誘導する。
ショーツの上に、薄い陰毛の手触りと湿り気を感じた。
「はぁ、はぁ……ん、ふふ。濡れて、る」
湿り気の部分に指の腹を押し当て、深く沈みこませる。
慣れ親しんだ股間のモノは当然無くて、身体の中に入り込む異物感に全身が震える。
裂け目に沿って爪先を動かすと、繊維の隙間から蜜が滲み出してくるような気がした。
「外なのに服を脱いで、センパイの前でオナニーして濡らして……わたしって、本当に変態」
今度はマドカになりきって自虐をすると、恥ずかしさと一緒に興奮が湧き上がってきた。
ショーツが瞬く間に水浸しになり、クチュクチュといういやらしい音が徐々に大きくなる。
身体が熱い。
乳首がもっと敏感になり、痺れる。
全身の至るところが気持ち良くて、両腕の制御が出来なくなる。
「あっ、う、くぅ、ふ、はぁっ、ああッ」
快楽に溺れた声が気分を高揚し、思考が蕩けていく。
気持ちが良いこと意外、何も考えられなくなる。
「クル……、イキ、そ……あっ、あああッ」
真っ白になった頭で『いつものように』勃起した乳首をつまみ、フィニッシュを迎える。
その瞬間、全身が弾けた。
「あ、ああっ、ンパイ……亘、さん……ッ! スキ、好きぃぃッ!」
精神がバラバラになりそうな、男とまったく違う強烈な快感の暴力に襲われ、喘ぎ声と共に絶頂を迎える。
だらしなくヨダレを流し、しかしそれを拭う余裕も体力もなかった。
「…………はぁっ、はぁ、はぁ、あ……ッ、すっげぇ……」
快感の波がいつまでも引かない。
何度も何度も射精しているような女の絶頂に酔いしれながら、真っ白になった頭を少しずつ落ちつかせていった。
「なんだ……今の……俺、なに言って……?」
マドカがいつもどうやってイッているかなんて、知るはずが無い。
それに、どうして俺の名前が出てきた。そんなプレイをするつもりも、余裕も無かったはずだが。
「……お、おお?」
余韻が引いていくと同時に、モヤがかかっていた脳裏に俺の知らない光景が浮かび出てきた。
見知らぬ部屋。自分の目線で見下ろす女のハダカ。
マドカの喘ぎ声。俺の名前を呼び、好きだと言いながら果てた『記憶』。
「……はっ、はは」
どうやら彼女は俺に惚れていたらしい。物好きなものだ。
しかし女の身体を得、記憶すら自分のものにできると知った悦びの前には、そんなくだらない想いなど霞んでしまう。
「ははは、すげぇ! 全部わかるぞ!」
マドカの家族構成、スリーサイズ、習慣。過去の思い出すら、今の俺には自然と思い出す事が出来た。
これなら、誰に怪しまれること無くマドカになりきれるだろう。
「ふぅん。わたしにはお姉ちゃんがいるのかぁ」
記憶の中にいる一人の女に目を留め、にんまりと笑いを漏らす。
信頼する妹に犯される姉というのは、どんな表情を見せてくれるだろう。
「くくっ……はははははっ!」
星に願いを祈り、それは俺の想像していたものとは違う形で叶った。
だが、単に女を手に入れただけでは、この愉悦は決して味わえなかっただろう。
文句なんか、あるはずもない。
もっとも。
「……星崎?」
流れ星が叶えた願いは、俺の想像を遥かに上回っていた。
「は……?」
高揚していた気分が消え、目の前の人物に釘付けになる。
「お前……なんで、そんな格好……」
いつから目を覚ましていたのか。
上体を起こし、怪訝な顔を向けるソイツは。
下着姿の女に情欲を隠そうともしない眼差しを向けながらも、紳士的なフリをするその男は。
俺、だった。
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下衆な思想の男が主人公の、憑依系の話です
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*この物語はフィクションです
実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません
*18禁描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です
*主人公は女を犯したいと常々思っているゲス野郎です
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません
Divider -ディバイダー 2 「確認」
女が欲しいと思っていたら、女になった。
日頃から妄想している自分の情欲がいざこの身に降り掛かるものとして置き換えると、男として思う所がないでもない。少なくともいい気はしなかった。
だが女の身体になったのはチャンスとも取れる。
同性の特権を利用して他の女に近づき、油断しきった所をおいしく頂く。シンプルだが、男である俺には実現不可能な手段であり、今の、マドカの身体を乗っ取った俺にしか出来ないことでもあった。
「あ、あのっ!」
「!?」
正面から声が掛かる。見ると、倒れたままの俺を挟んですぐ向かい側に、同い年ぐらいの男女が立っていた。
星明りに照らされて、心配そうな顔が俺の身体とマドカになった俺とを交互に見つめている。
「だ、大丈夫、ですか?」
「さっき、この辺で凄く光って……来てみたら、人が倒れてて」
「あ、あぁ……」
どうやら二人は流星群を見に来たカップルらしい。
さっき起こった光の爆発がまさか隕石だとは思っていないだろうが、近づいてみれば倒れている男がいたので慌てて駆け寄った……といったところか。
(ご苦労なことだな)
心配は無用……というより、邪魔にしかならない。
そんなくだらない善意に気を遣るぐらいなら、俺とセックスの一つでもしてもらいたいものだ。
男なんかに抱かれたくは無いが、片割れの少女は結構俺の好みだった。
(どうせ、さっきまでシテいたんだろ? せっかくだから混ぜてくれよ……)
「あ、あの? なにか、おかしかったですか」
「え? あ、いや、別に」
少女が怪訝な顔をして俺を見る。思っている事が顔に出ていたらしい。
慌ててごまかすと、相手の男が少女の肩に手を置いた。
「行こう、愛実」
「え、でもこの人」
「いいから。……邪魔したな」
何か感じ取ったのか、それとも特に意味は無いのか、男は少女を促すと俺からそそくさと離れて行った。
暗がりに消える二人を見送りながら、その背中に悪態をつく。
「ふん……シラケさせやがって」
女になって、女を自由に出来るんだと浮かれていた気分が今ので一気に冷めてしまった。
だが、確かにこのまま『俺』の身体を放置しているのはマズイ。
芝生の上で仰向けに倒れたままの男を見下ろす。息はしているようだが、相変わらず目を覚ます気配はなかった。
「……とりあえず、隠しておくか」
両脇を抱え近くの繁みへと『俺』を引きずっていく。
「よっ、く、ぬおおおお……!」
たった数メートルしかない移動だが、脱力した人間を運ぶのはとんでもない重労働だった。
ようやく人目につかない位置まで身体を持ってくると、俺は肩で息をしてその場に尻餅をつく。
「はぁ、はぁっ……! ぜぇ、はぁー……俺って、こんな重かったのか?」
いや違う。今の身体は、女だからだ。
「……」
胸元に視線を下げると、リボンタイを襟元で結んだ白いブラウスと隆起した胸、そしてブラジャーのストライプ模様が透けて見える。そのさらに先には、濃紺のプリーツスカートと大股を広げる細い脚があった。
六藍学園に通う、女子の制服。それを男の俺が身につけているこの状況に、倒錯的な興奮が再び芽生えてくる。
「そうだな……女とヤル前に、自分で確かめてみるか」
しゅるりとリボンタイを解きながら、俺はマドカの唇を吊り上げ、誰にともなく笑って見せた。
「へぇ……男とは逆なんだな」
反対側にボタンがついたブラウスに一瞬手が止まり、しかし身体が覚えているのか特に何の違和感もないまま、スムーズに制服をはだける。
闇に浮かび上がる白い肌と細い鎖骨。そして服越しにも薄らと見えたストライプ柄の下着と、それに包まれたマドカの胸があらわになった。
目をひくほど大きいわけではないが、かといって小さいわけでもない。
平均サイズなど知るはずもないが、マドカはちょうどその辺りに落ち着くレベルの大きさだと思う。
続けてスカートを下ろすと、のっぺりとした股間にはりつくショーツが剥き出しになった。上下で揃いになっているのか、ブラと同じ柄だ。
「なかなか可愛らしいものを付けてるじゃないか」
これまでハダカばかり妄想してきたが、下着姿というのも悪くない。
男と違って曲線のある体付きが、この布切れ一枚でメリハリの利いた見た目になっているような気がする。扇情的、というのだろうか。
明るく社交的な後輩の少女が、男を挑発・誘惑するような格好をしている。しかも、野外で。
誰かに見られたところで、俺が困るわけじゃない。だがマドカの心臓は張り裂けそうなぐらい高鳴り、身体中がカッと熱くなっていた。
「ははっ、こんな所でパンツ丸出しにして……星崎は変態だなぁ」
侮蔑交じりに笑っていると、身体の奥が疼くような感覚が走る。
耳に届くのはマドカの声で、自分で自分の羞恥心を煽っているかのような錯覚に陥った。
服を脱ぐのも、乱暴な言葉遣いも、どれだけ本人のイメージからかけ離れていようと、マドカの身体は俺の思う通りに反応してくれる。
「……ふふっ」
その『逆』もまた可能だった。
「セーンパイ。まだ寝ているんですかぁ?」
自分が『俺』ではなく『わたし』であることを意識すると、喋り方が自然としなやかになる。
鏡が無いので確認は出来ないが、眠り続けている俺の身体を覗き込む仕草も、どこか女っぽくなっているはずだ。
「ほら、見てください。すぐ目の前にエッチな格好した女の子がいるんですよ?」
口から出る台詞は相変わらず俺の知る後輩らしくないが、口調そのものは本人に近い。もしマドカが今の格好に見合う痴女的な性格をしていたら……そんな妄想さえ、今の俺は実現できる。
マドカの口調を完全にトレースし、マドカになりきりながら、俺は自分の欲望を満たしていった。
「じゃあ、そこで見ていてください。わたしの、オナニー」
ブラの上からマドカの胸を揉み、感触を堪能する。
硬い布地の裏にある膨らみは少女の小さな手の平に覆い隠される程度の大きさしかないものの、男とは明らかに触り心地が違っていた。
「わたしのムネ、あまり大きくないけど……んっ、柔らかくて、気持ち、イイ……はぁっ」
マシュマロのような、とは聞いていたが、まさにその通りだ。指先に力をこめるたびにグニグニと乳肉が形を変え、不規則な凹凸が出来上がっていった。
触られている感触も心地が良い。萎えた肉棒を弄られているような、すわりの悪さと快感とが同時に湧き上がり背筋を駆け抜けていく。
「ぁんっ、んぁ……っ! こ、声が……勝手に……はっ、はっ、あああっ」
突起物の存在を感じ、ブラの上から指先で擦ってみると、マドカの口から切なそうな喘ぎ声が漏れた。
これまでのジンと染み込むような快感とは違う、電流に似た強烈な刺激だ。
それが乳首であると理解するのに時間は掛からず、指先はさらに強い刺激を求めてソコを重点的に責め始める。
「あっ、イイ、ちくび……っ! ここ、いい……!」
声を出し、はしたなく喘ぎ声を撒き散らす。そうするとますます乳首は硬くなり、身体の芯もよりいっそう熱くなっていった。
「はっ、はぁ……ッ、し、下も……」
名残惜しみつつも片手を胸から離し、へそより下の中心部へと誘導する。
ショーツの上に、薄い陰毛の手触りと湿り気を感じた。
「はぁ、はぁ……ん、ふふ。濡れて、る」
湿り気の部分に指の腹を押し当て、深く沈みこませる。
慣れ親しんだ股間のモノは当然無くて、身体の中に入り込む異物感に全身が震える。
裂け目に沿って爪先を動かすと、繊維の隙間から蜜が滲み出してくるような気がした。
「外なのに服を脱いで、センパイの前でオナニーして濡らして……わたしって、本当に変態」
今度はマドカになりきって自虐をすると、恥ずかしさと一緒に興奮が湧き上がってきた。
ショーツが瞬く間に水浸しになり、クチュクチュといういやらしい音が徐々に大きくなる。
身体が熱い。
乳首がもっと敏感になり、痺れる。
全身の至るところが気持ち良くて、両腕の制御が出来なくなる。
「あっ、う、くぅ、ふ、はぁっ、ああッ」
快楽に溺れた声が気分を高揚し、思考が蕩けていく。
気持ちが良いこと意外、何も考えられなくなる。
「クル……、イキ、そ……あっ、あああッ」
真っ白になった頭で『いつものように』勃起した乳首をつまみ、フィニッシュを迎える。
その瞬間、全身が弾けた。
「あ、ああっ、ンパイ……亘、さん……ッ! スキ、好きぃぃッ!」
精神がバラバラになりそうな、男とまったく違う強烈な快感の暴力に襲われ、喘ぎ声と共に絶頂を迎える。
だらしなくヨダレを流し、しかしそれを拭う余裕も体力もなかった。
「…………はぁっ、はぁ、はぁ、あ……ッ、すっげぇ……」
快感の波がいつまでも引かない。
何度も何度も射精しているような女の絶頂に酔いしれながら、真っ白になった頭を少しずつ落ちつかせていった。
「なんだ……今の……俺、なに言って……?」
マドカがいつもどうやってイッているかなんて、知るはずが無い。
それに、どうして俺の名前が出てきた。そんなプレイをするつもりも、余裕も無かったはずだが。
「……お、おお?」
余韻が引いていくと同時に、モヤがかかっていた脳裏に俺の知らない光景が浮かび出てきた。
見知らぬ部屋。自分の目線で見下ろす女のハダカ。
マドカの喘ぎ声。俺の名前を呼び、好きだと言いながら果てた『記憶』。
「……はっ、はは」
どうやら彼女は俺に惚れていたらしい。物好きなものだ。
しかし女の身体を得、記憶すら自分のものにできると知った悦びの前には、そんなくだらない想いなど霞んでしまう。
「ははは、すげぇ! 全部わかるぞ!」
マドカの家族構成、スリーサイズ、習慣。過去の思い出すら、今の俺には自然と思い出す事が出来た。
これなら、誰に怪しまれること無くマドカになりきれるだろう。
「ふぅん。わたしにはお姉ちゃんがいるのかぁ」
記憶の中にいる一人の女に目を留め、にんまりと笑いを漏らす。
信頼する妹に犯される姉というのは、どんな表情を見せてくれるだろう。
「くくっ……はははははっ!」
星に願いを祈り、それは俺の想像していたものとは違う形で叶った。
だが、単に女を手に入れただけでは、この愉悦は決して味わえなかっただろう。
文句なんか、あるはずもない。
もっとも。
「……星崎?」
流れ星が叶えた願いは、俺の想像を遥かに上回っていた。
「は……?」
高揚していた気分が消え、目の前の人物に釘付けになる。
「お前……なんで、そんな格好……」
いつから目を覚ましていたのか。
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俺、だった。

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コメントの投稿
No title
自分の欲望を満たすために、女の子に成りきるの大好きです!
尊厳を踏みにじってますよね……!
新たな展開に続きが待ち遠しいです!
尊厳を踏みにじってますよね……!
新たな展開に続きが待ち遠しいです!
コメントありがとうございます
>tsuniverse さん
ありがとうございます
成りすましは醍醐味の一つですよね…!
なるべく過去作の展開とかぶらないよう進めて行きたいと思います
ありがとうございます
成りすましは醍醐味の一つですよね…!
なるべく過去作の展開とかぶらないよう進めて行きたいと思います
管理人のみ閲覧できます
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コメントありがとうございます
リンクありがとうございます
こちらでもリンクを結ばせていただきました
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