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Divider -ディバイダー 5

下衆な思想の男が主人公の、憑依系の話です

確認
*この物語はフィクションです
  実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません
*18禁描写のレベルは知れたものなので期待しすぎに注意です 
*以上を理解している方のみ閲覧をお願いします 不快になっても責任は負いません


 Divider -ディバイダー 5 「仲良し姉妹」


 鍵の掛かっていないドアをノックもせずに開けた瞬間、甘い香りが鼻をついた。
 ナオの匂いだ。口いっぱいに姉の空気を吸い込み、真っ暗な部屋の中に無言で踏み入る。
 電気は消えているが、非常灯に似た薄緑色の光が断続的にベッドや机の輪郭をぼんやりと浮かび上がらせていた。
 光源を探すと、机の上にノートPCが置かれている。待機状態のまま閉じたのか、時折電源部分が弱々しく発光していた。
(さてと……ヤルか)
 パジャマのボタンを外しながら、ベッドに近づく。
 こんもりと人型に盛り上がったシーツを覗き込むと、眼鏡を外したナオが静かに寝息を立てていた。
「うふふっ……お姉ちゃん……キレイ……」
 恍惚とした声を漏らし、寝顔に自分の顔を近づける。かすかに開いた唇から、ナオの息遣いが聞こえてきた。
 シーツをめくると、薄手のシャツに無地のショートパンツというラフな格好がさらけ出る。ブラはしていないのか、胸の頂にうっすらと突起物が浮かび上がっていた。
 呼吸をするたびにマドカより少し大きめの胸がゆっくりと上下し、その光景に思わず生唾を飲み込む。
 もう我慢できなかった。
 俺はナオにまたがり、手のひらを添えるようにして服の上から胸に触れる。ナオの呼吸とあわせて柔らかな感触が下から押し上げられ、とても心地が良い。
 指先を少しだけ折り曲げると、むにゅうっと胸板が柔軟さを発揮して形を変える。マドカの細い指が白い胸にうずまり、ナオの持つ体温と柔らかさがいっそう強く感じられた。
「んんぅ……」
 むずがるような声を上げるが、まだ目を覚ます気配は無い。
 手首を回し、胸全体をこね回すように揉んでやった。揺さぶりを掛けられた乳房は水風船のように弾み、ノーブラのせいもあってか激しく暴れまわる。
「はっ……あぁ……ん……」
 寝息に艶っぽい声が混じり、それがより俺の興奮を促した。
 触る感覚と触られた感覚を同時に味わったマドカの胸と違って、自分自身に直接的な刺激は無い。だがその分、手のひらと五指に伝わる胸の柔らかさとぬくもりを堪能することに集中できる。
 さらに、男の自分と比べてマドカの手は一周り以上も小さいためか、見た目以上にボリュームのあるものとしてナオの胸を楽しむことが出来た。
 乳肉が手からこぼれる光景は、目の前の相手があたかも巨乳の持ち主のような錯覚を覚えさせる。実際はマドカより大きい程度で、俺の思い描く巨乳とは程遠い。
 特に巨乳フェチのつもりは無いが、大きい方が何かと遊べる気がする。実際、小さい胸より肉々しいのは間違いない。
「はむっ」
 ナオのシャツをめくり、露になった乳房を甘噛みする。少し汗ばんでいるのか、塩の味がした。
 乳肉を含んだまま口の中で舌を動かし、汗を舐め取る代わりにマドカの唾液を塗りつけてやる。
「あ……はぁ」
 ナオはまだ目を覚まさないが、むずがる声と身じろぎがだんだん大きくなってきた。
 俺は乳房の形をなぞるように、舌を下降させていく。
 胸の表面から、内側へ。肋骨へ、腰へ。
 ナメクジが這った後のようなヌラヌラとした筋道を作りながら、ナオの大事な箇所へと近づいていった。
 ショートパンツに指を掛け、ずり下ろす。下着のラインが見えたので、こちらも一緒に脱がした。
 薄い陰毛と、そしてヴァギナが夜目に映し出される。
 風呂場でマドカのモノはじっくり観察したが、鏡越しではなく他人の目を通して直接見るのとでは質感というか存在感が違う。
 暗がりで細かな形状はわからないが、アソコの形もたぶん同じでは無いだろう。
「どれどれ、お姉ちゃんのナカはどうなっているのかな~?」
 露わになったなった女性器の入り口に指を添え、遠慮なく広げていく。流石にまだ濡れてはいない。が、肉襞に触れるとかすかな湿り気を感じた。
 なぞり上げると、湿り気と喘ぎ声がハッキリしてくる。
「感じているんだ……今どんな夢を見ているのかなぁ?」
 秘所に指を添えたまま、再びナオの顔を覗き込む。頬が桜色に上気し、息遣いがさっきよりも荒くなっていた。
 小さく喘ぐ唇に魅入られ、自分の唇と重ね合わせる。柔らかな感触が口腔を通して全身に広がり、多幸感と同時にカラダの疼きが跳ね上がった。
 もっとだ。もっと、むしゃぶりたい。
 心の命じるままに舌を突き出し、相手の口内へ侵入する。
 ナオの歯茎を舐め、次いで舌に絡みつく。ぬるぬるとした感触が気持ち良い。
 いまだ夢うつつでいるのか、ナオも無意識のうちに反応しはじめた。
 ぎこちなく舌を動かして、俺の舌と擦り合わせる。拙いものの、ディープキスがどういうものか知っている、エロティックな動きだ。
「あふぁ……っ、お姉ちゃん、お姉ひゃ……んっ……ぢゅるっ、ぢゅるるるるっ!」
 マドカになりきり、貪欲に姉の唇を、舌を求める。
 姉妹間で唾液の交換会が行われている一方で、秘部への攻めも怠ってはいなかった。
 最初はかすかな湿り気でしかなかったソコは、既にだいぶほぐれてきている。俺自身もまた、カラダの芯が熱く燃え上がっているのを感じていた。
「ちゅっ……ぢゅるっ、んぱぁっ、あちゅ……んんっ…………んんんんん!?」
「ん」
 ようやくお目覚めだ。
 最初は寝ぼけ眼だったナオの瞳が、目の前で自分の唇を貪る妹の顔を捉えた瞬間大きく見開かれる。
 だが叫びたくても、舌を入れられ、絡み付かれ、唇を塞がれている彼女からはくぐもった声しか出ない。
「しーっ。近所迷惑だよ、お姉ちゃん?」
 俺は唇を離すと、マドカの顔でクスクスと微笑んでみせた。
 普段と変わりの無い笑顔に、ナオの瞳がますます揺らぐ。だいぶ混乱しているようだ。
「まど、まど、か。どうし、て?」
「んー? なにがぁ?」
 しらばっくれて、股間に添えた指先を動かす。切なげな声を上げ、そこで初めてナオは自分が全裸同然の格好をしていることに、そして自分のカラダが妹に弄ばれていることに気が付いた。
「いやっ! な、なんで私……!?」
「お姉ちゃんって、キレイだよねぇ。おっぱいもわたしより大きいし……」
 陰唇を弄る手とは反対側の手で、目の前の双丘を鷲づかみにする。
 指の間で乳首を挟むと、ハッキリとした嬌声が耳に響いた。
「気持ち良い? 感じてるんだ?」
「いやっ、やめて円。あ、あんた変だよ!?」
「なら、妹に乳首弄られて悦んでるお前はなんだ? ああッ?」
「きゃッあ、アアンッ!」
 乳首を強くつまみ、膣内へ乱暴に指を差し込む。
 処女膜らしき抵抗感はなく、指先はあっさり奥まで侵入を果たす。やはり男がいたか。
「ねー、お姉ちゃん。男にヤられるって、どんな感じ? オナニーより気持ち良いの?」
「お願い、元の円に、戻って……」
「男とのセックスは気持ち良いかって聞いてんだよ!」
 乳首に歯を立て、回答を促す。
 イエスかノーの二択で良いのに、女はどうしてこう簡単な質問にすら答えられない?
「痛ッ」
「わたし、処女だからさぁ。初体験って、やっぱり痛いんでしょ? 今よりももっと痛い? それとも、そんなこと忘れるぐらい気持ち良い? どうなの?」
 荒々しく口を動かし、授乳プレイというには乱暴すぎる動きでナオの乳首を攻め立てていく。
 ナオは目じりに涙を溜め、完全に怯えた目をしていた。
 信頼していた妹を、まるで殺人鬼でも見るかのような眼差しで見つめている。
「い、痛い……です。すごく、痛かった」
 言葉遣いまで敬語になり、見えない壁が作られる。
 理不尽な暴力と下劣な質問で、すっかりナオはこの俺に……妹のマドカに屈しているようだった。
「じゃあ、気持ちよくは?」
「あ、ありません。初めては、ずっと痛いままで終わっちゃいました」
「へぇ」
 羞恥と恐怖が混ざったような顔色で、ナオが自らの初体験を暴露する。
 もちろん、人によってはまったく痛みが無い場合もあるだろう。しかし実の姉ということを踏まえれば、マドカも似たような体質である可能性は高い。
 男にやられるだけでもゲンナリするのに、その上痛いだけで終わるなんて冗談じゃない。
「で、でも……」
「うん?」
 終わったものとばかり思っていたナオの回答には、続きがあった。
「でも……すごく、幸せな気分になれたよ」
「…………ふぅん」
 幸せ、ね。
 痛くて、快感さえなくて、妊娠のリスクまで背負いながら、どうしてそんな感情が湧くのか理解できない。俺が男だからか?
「そんな風に想われて、カレシは幸せ者だな」
「いまは、もういない。振られたの。愛が重いんだって」
 話している間に恐怖が抜けたのか、言葉遣いが元に戻っている。
 俺は腕に力をこめると、乱暴に愛撫を再開した。
「あっ、ああっ、やっ、なんで……! 答えたのに……」
「止めるとは言ってない」
 もう聞きたい事も無いし、あとはそのカラダを貪るだけだ。
 ナオの膣はすでに指先がふやけそうなぐらい、愛液を溢れさせている。
 舐めたり噛んだりしている内に、桜色の乳首もすっかり勃起していた。
「一緒に気持ちよくなろ? ……ンッ」
 疼く股間にナオの手を誘導し、マドカの股間に触れさせる。
 自分でするのとは違う、予測不可能の刺激に腹の中がさらに熱くなった。
「お願い……もう、やめて」
「どうして? わたしは、お姉ちゃんの事が大好きなのに」
 肉欲まみれの「好き」という言葉をどう受け止めたのか、ナオが赤面をして目を丸くする。
「えと……わ、私だって好きだよ? でも、女同士で……姉妹でこんなこと」
「大丈夫。何も変じゃないよ。好きだから、こうしたいって思うのは当然のことだもの」
 はだけたマドカの上半身をナオと重ねる。四つの白玉が互いにぶつかり合い、乳首がこすれ合う度に電気が走った。
「あっ、まど、か……あァッ、やっ……ふあン!」
「お姉ちゃん。ほら、もっと指、動かして……! あっ、んっ! んんんッ!」
 腰を振って、ナオの拙い愛撫を加速させる。爪先がマドカのクリトリスを引っ掻くと、わずかな痛みと共に強烈な快感が弾けた。
「あひゃ、ひっ、ああっ、んぐぅっ」
 女の快感は、いくら経験しても一向に慣れない。弄るたびに感度が増し、強い刺激に頭が真っ白になる。
「円ッ、私もう……もう……!」
 絶頂が見えてきたのか、膣内に挿入した指先を締める力が強まる。
「ダメッ、わたしも、イキたい……イかせてよ、お姉ちゃん!」
 マドカの声でいやらしいおねだりを喚きながら、腰の動きを早めた。
 それを聞いてか、受身だったナオの指が活動的になり、女の弱い箇所を攻め始める。
 部屋の中が二人分の喘ぎ声に包まれていく。
 ナオとマドカの匂いが混ざり合った芳醇な香りが漂う。
 もう一度キスをして、今度は口の外で舌先を小突きあう。
 嬌声も香りも味も、全てが姉妹のもので満たされていた。
「お姉ちゃ……わ、わたし……ッ!」
「円、一緒に……一緒……あっ、あっあああああああああああああああああッ!!」
 隣家にまで到達するような、大きな叫び声を上げる。
 目の前の女体と重なり合いながら味わう絶頂は、一人で慰める時とは違った興奮と充足感があった。
「はぁっ……はぁ……ッ、き、気持ち……良かった……」
 絶頂後の気だるさに包まれながら、ナオを見下ろす。
 小さく喘いで、口端からだらしなくヨダレを垂らしていた。
 気を失ったのか、ぐったりとカラダを弛緩させ、目を伏せている。
 かくいう俺も、これ以上意識を保てそうにない。
「あ……はぁ……ふふっ、また……シようね、お姉ちゃん?」
 最後にもう一度ナオの唇を奪い、目を閉じる。
 そのままナオの胸に飛び込むように体を預け、俺はゆっくりと意識を閉ざすのだった。






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